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  • 高校「世界史」の授業

    2009/02/21

    体験

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    2008/10/05

    日記

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  • あるアーティストの生涯

    2008/09/15

    音楽

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  • 忙しさの中で

    2008/09/15

    日記

    二月一日の夜、八時三十分過ぎのことであった。私は、勤務先から帰宅の途上で、横浜線の電車の中にいた。突然電車が止まった。車掌のアナウンスでは関東地方に地震とのこと ...

  • 体験
高校「世界史」の授業

これまで、いろいろな方々から教えをいただいているが、昔の高校時代に教えていただいた忘れられないユニークなひとりの先生の想い出を記してみようとおもう。

 

K先生は、世界史の授業を担当されていた。世界史の授業はいろんな国や地域の名称、人物の名などを年代とともに覚えなければならないのだが、リズム感をもって覚えることを生徒たち(つまり、我々)に教えていた。例えば、早口で、

 

「いんしゅうしゅんじゅうせんごくじだいしんぜんかんしんごかん、ぎしんなんぽくちょうじだいずいとう、ごだいじゅっこくそうきんなんそうげんみんしん」(殷・周・春秋戦国時代・秦・前漢・新・後漢・魏晋南北朝時代・隋・唐・五代十国・宋・金・南宋・元・明・清) (注1)

 

あるいは、これも早口で、

 

「せいそしんえんかんぎちょう」(斉・楚・晋・燕・韓・魏・趙) (注2)

 

と暗唱する。いまだに、この記憶は鮮明であり、そのユニークな授業の想い出とともに脳裏に焼き付いている。

 

また、あるとき、たまたま、ローマ帝国の興亡史を世界史の授業でやっていたときのことであった。K先生はちょうど、中劇(上越市にある映画館の名)に「ベン・ハー」という映画がきているから(上映中だから)と観ることを勧められた。

 

当時、映画館へいくことなどはめったになかったことであった。が、学校の先生の勧めということもあって親の許可をもらって見にいったのである。「ベン・ハー」はとても鮮烈で衝撃的なものであった。英語版で日本語の字幕を見ながら、そして、すばらしい音楽を聴きながら鑑賞したのであった。ローマ帝国にキリスト教が広まる前夜のストーリーだったと記憶している。

 

社会科の世界史をユニークな方法で教えていただいたK先生に感謝している。ちなみに、このことも影響したのか、自分の大学受験のときの社会科試験科目は世界史を選択したのであった。

 

(2009-2-21)

 

 

(注1) 中国歴代王朝の順序、

 

(注2) 春秋戦国時代の王朝名

 

記憶を確認するために、次のURLを参照した。

 

■ 中国古代王朝 (http://www5.airnet.ne.jp/tomy/koten/jidai.htm)

 

 

 

 

 

 

 

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特に、殷・周・春秋戦国時代・秦・前漢・新・後漢・魏晋南北朝時代・隋・唐・五代十国・宋・金・南宋・元・明・清といった中国の歴史は、またおもしろいものです。これも四択の問題形式でクイズにしてみました。気軽に挑戦してみましょう。

 

 

(2020-7-7 追記)

 

 

 

 

 

  • 日記
秋の訪れ

暑さからも解放され、この頃は過ごしやすくなった。ことしは秋の気配が例年より早いような気がしている。先日、散歩していて、道ばたに咲いていた彼岸花を見つけた。

 

 

夜は、近くの草むらから虫の音が聞こえてくる。駅から自転車で帰宅途中、携帯プレイヤーで音楽を聴いているが、虫の音は音楽に重なるほど、音楽の一部ではないかと間違うほど大きい。

 

子どものころは、天体に興味があって、よく星を見ていた。最近は、空も東京近郊ではかすみ、星がよくみえないこともあって、ほとんど見る機会がない...。

 

いま、南西の空には、木星(ジュピター)が見える。星空のどの恒星よりも明るい。これをみて思い出したことがある。1994年にあった木星への彗星の衝突は、1000年に一度とのこと、悠久の時の流れの中に生きている自分たちを感じるひとときである。

 

(2008-10-5)

 

 

 

  • 音楽
あるアーティストの生涯

2005年11月、ひとりのアーティストが、急性骨髄性白血病で38歳で他界した。本田美奈子.である。

 

彼女のデビューは1985年、私が当時勤務していたT社の研究所の、たしか夏祭りのイベントであったとおもうが、デビューしたての彼女がステージで歌っていたのをおぼろげながら覚えている。

 

直接、本人を見たのはこのときが最初で最後であった。およそアップテンポの曲で、当時はあまり興味がなく、そのままになっていたのである。

 

それから二十年後、私は再び彼女の名を耳にした。アメイジング・グレイスという歌(讃美歌)を聴いたのである。すばらしい歌声であった。

 

それをきっかけに、再び彼女の歌を聴くようになった。

 

調べてみると、アイドル時代、グループを組んでいた時代、ミュージカルへの挑戦の時代、クラシック音楽との出会いなど、その時代ごとに、特徴のある歌を発表していることがわかってきた。

 

 

いま、彼女の歌はCDやインターネットのユーチューブなどで聴くことができるが、すばらしいアーティストの歌声である。

 

(2008-2-24)

 

 

 

  • 日記
忙しさの中で

二月一日の夜、八時三十分過ぎのことであった。私は、勤務先から帰宅の途上で、横浜線の電車の中にいた。

 

突然電車が止まった。車掌のアナウンスでは関東地方に地震とのこと。しかし地震自体は、そんなに大きくなく、私は、電車の中にいたもののほとんど感じなかった。実際、携帯電話のインターネットで調べてみたが、震度3程度との情報で、このくらいならすぐに電車は動く(復旧する)だろうと考えていた。だが、実際に電車が動き始めたのは、それから3時間半もたった後だった。

 

普段の通勤時間(ドア・トゥー・ドア)は1時間ちょっとであるが、その日の帰りは実に4時間半もかかってしまった。数年前に、やはり帰宅途上で大雪のため電車が止まり、私鉄を乗り継ぎ、徒歩で帰宅したときは、6時間かかったが、それに次いで二番目に長い通勤時間であった。

 

こんなに時間がかかるとは.....、こんなアクシデントがあるときつい。

 

仕事の関係で、毎日帰宅する時間がどうしても遅くなってしまう。そのしわよせは睡眠時間に行く。

 

なぜか。なぜそんなに仕事が忙しいのか。答えは、簡単ではない。

 

いまの自分の年齢を考えるとそれなりの仕事をこなしていかないといけない。部下をみてあげないといけない。常時、企業全体、世の中、社会全体の動向を見て、動かないといけない。米国、欧州と時差があるため、電話会議なども早朝か夕方遅くになる。など、いろいろあるが、やはり突き詰めていくと責任感からだろうか。それともあせりからだろうか。

 

 

数年前、妻からいわれたことがある。「せめて、夜十時には帰れるようにしたら?」

このことばは、いまでも私の宝物である。だが、なかなか守られてはいない。

 

考えてみると、私の場合、四十歳を過ぎたあたりから忙しさが増してきて、だんだん帰宅時間が遅くなってきた。いまでは、平日は帰宅する時間が遅い。

仕事内容の変化もある。一介の技術者からある程度のマネジメントを任されるようになっていく。一応それなりの専門分野はあるつもりだが、こう忙しくなってくると何が専門なのかわからない、それほどいろいろなことをこなしている。

 

そんな中、通勤途上のちょっとした時間は大事である。大事に使いたいとおもっている。

 

会社への往き、復り、電車に乗るが、そこでは携帯用音楽プレイヤー(iPodなどが有名だが、私の持っているのは四千円程度の安物。でも十分楽しめる。)で音楽を聴くことにしている。(もちろん人様に迷惑がかからないようにしてだが。)

 

お気に入りのアーティストは、森山良子、加藤登紀子、倍賞千恵子、久保田早紀、山口百恵など。最近では、倉木麻衣、本田美奈子の歌も良い。また、鄧麗君(テレサ・テン)の中国語の歌も聴き応えがあって良い。

 

ひとときをほっとさせてくれる歌、落ち込んでいるときなどに元気付けてくれる歌などがお気に入りである。

 

元気付けてくれる歌といえば、岡村孝子の「夢をあきらめないで」(この歌は甲子園の入場ソングにもなったとか)、ZARDの「負けないで」などであろうか。

 

なかでも思い出すのは、岡本真夜の「Tomorrow」である。何年か前、仕事の関係で、ほぼ一~二週に一回くらいの割合で北海道旭川へ出張していた時期があった。半年間くらいであろうか。日帰りで羽田~旭川間を飛行機で往復するのであった。機内では、イヤホーンを耳にして番組を聴いていたが、その中にJPOPの歌番組があった。ある二ヶ月くらいはその番組の必ず最後に流れる曲が、Tomorrow」であった。そんなわけで、この曲は印象に残っている。仕事で疲れて落ち込んでいるときに元気付けてくれた歌でもあった。

 

忙しさの中でも安らげる時間を持つことは重要とつくづく感じているこの頃である。

 

(2006-3-4)