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ホームズ、ルパン、そしてルパン三世

探偵推理小説は、いまではたくさんの作品が出版され、中には映画化されているものも多い。しかし、子どものときから、多読し、半ば崇拝に近いところまで引き寄せられた作品は、私にとってはコナン・ドイルのシャーロック・ホームズのシリーズである。

 

ものごとの裏とその裏までを洞察し、あざやかな推理と解決へ導く独特の手法は、大いに興味をそそられたものである。

 

ここ2年ほどの間に、書店で、シャーロック・ホームズの映画がDVD化されて、安価で販売されているのを見つけた。試しに、2作品ほどを購入し、時間をつくって見てみた。

 

たしかに、原作を忠実に反映している。ストーリーの展開も、昔読んだ本のとおり。俳優の演技もすばらしい、味わいのあるものであった。

 

シャーロック・ホームズのそれ以後、いろんな作品が世に出ている。なかには少し形を変えて、アニメ化されたものもある。それらは、本(文字)で読むのとは、また違った味が引き出されている。ホームズとよく双肩とされるルパンはまた名作のひとつであるといわれる。残念ながら、私自身は、ルパンをあまり読んでいないので、コメントできないが。

 

ところで、最近、「ルパン三世」が再び話題になっている。ルパンと同じ名前ではあるが、原作とは全く別物で、しかしながら、優れたアニメ作品であったという。映画化にはつきものの音楽も、また、ひとつの音楽のジャンルを形成するまでになっているという。

 

それが復刻リリースされるらしい。

 

(2010-1-24)