年別:2023年
「世界歴史地図」アプリ - 「ワールド‧ヒストリカル‧アトラス」をAndroidスマホ用に実装

高校での世界史の授業[1]がとても印象に残っていて、それがきっかけで歴史に興味を持ち始めたのですが、歴史を学ぶのはおもしろいものです。

 

ただ学校では、年代ごとに、地域ごとに分割して学習するので、世界中の国や土地の統治が、他国の影響をうけながらどのように変化していくのかを理解するのはなかなか難しい部分があります。

これまでも、復習の意味を兼ねて、日本史、中国史、世界史のクイズアプリ[2]を作成してきましたが、やはりこれらは断片的な知識の羅列の感が否めませんでした。

 

そんなとき、「ワールド・ヒストリカル・アトラス」という記事[3]に出会ったのです。これには衝撃を受けました。たしかに、パソコンに取り込んで動かしてみるととてもおもしろいものでした。
「いつの時代に」「誰が」「どの地域を」統治してきたのかは、文章だけだと想像するのがなかなか難しいですが、この「ワールド・ヒストリカル・アトラス」[3]はそれが視覚的に理解できるようになります。
しかも紀元前4000年から現代まで1年刻みで表示してくれ、またその統治していた代表的な人物も見ることができます。

 

このアプリに関しては、いくつかのサイト[4] [5] [6] [7]でも紹介されていました。

 

しかし、いずれもパソコンを立ち上げて、開いて動作させる、または、アップロードされているサーバーにアクセスして表示させる、というパソコン用のもので、ちょっと手軽に参照したい、というときにはやや不便を感じます。

 

せっかくなので、スマホで動かしてみたいと考え、調べてみました。
このオリジナルの作者のx768さんのサイトに、『「ワールド‧ヒストリカル‧アトラス」を改変して配布しても構いません。ただし、名前を変更して区別できるようにしてください。「ワールド‧ヒストリカル‧アトラス」の内容を動画にして公開しても構いません。許可は必要ありません。』との記述[3]がありました。

 

そこで、オリジナルのコードを参照しながら、一部をスマホ用に修正や追加を行って、ひとまずAndroidアプリの「世界歴史地図」として公開させていただくことにしました[8]
まだまだ完成度は高いとはいえませんが、とりあえずは動くことを確認しました。よろしければお試し下さい。

 

(2023-6-22)

 

 

■ 謝辞

 

 改変・再配布を許可不要で可能にしていただいたオリジナルPC版作者のx768さんに感謝いたします。

 

 

■ References

 

[1] 高校「世界史」の授業  (当サイトの過去記事)

https://fp46.net/体験/高校「世界史」の授業.html

 

[2] 歴史総合 クイズ (日本史・中国史・世界史)    (Google Play ストア)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keysnext.historyquiz20220512

 

[3] ワールド・ヒストリカル・アトラス (オリジナルPC版の作品のページ)

http://x768.com/w/twha.ja

 

[4] 世界地図上で「誰が」「どの土地を」統治していたのかを紀元前4000年から1年きざみで表示可能な「ワールド・ヒストリカル・アトラス」

https://gigazine.net/news/20170223-world-historical-atlas/

 

[5] 世界地図ワールド・ヒストリカル・アトラスで歴史の勉強

https://eclipse41.hatenablog.jp/entry/2019/08/08/071331

 

[6] 世界史サイトで紀元前4000年からの国名と指導者が1年刻みでわかると話題沸騰中!「ワールド・ヒストリカル・アトラス」が凄すぎる!もう教科書はいらない!

https://smaclub.jp/archives/68461

 

[7] Twitterで話題の世界史がわかる地図が楽しすぎる

http://www.s-koichi.info/blog/archives/2017/02/26/2357-012202.php

 

[8] 世界歴史地図   (Google Play ストア)

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keysnext.historicalatlas20230301

 

 

 

12年目の3月11日を迎えて

きょうは3月11日です。12年前のあの日、いまでも思い出します。あの時の状況は、直後の3月14日に友人にあてたメールに良くあらわれています。(再掲載します)

 

 

「○○様、ごぶさたしています。

今回の地震は、おもった以上に大きく、テレビなどで被害が報道されるにつれ、その影響の大きさにショックを受けています。

 

私は、11日の地震発生当時、職場である○○(関東地方)の18階だてビルの13階にいました。高層ビルの事務所ですので、地震があると多少は揺れるのですが、今回のようなのは、はじめてでした。まるで船に乗っているような横揺れでした。

 

すぐに家族と連絡をとろうとしましたが、近くにもかかわらず電話がまったくつながらず、携帯メールでようやく連絡がとれ、互いの無事を確認することができました。

 

11日は、その後、電車がまったく動かなかったので、私は会社の仲間と会社の事務所で夜を明かして、12日の午前に動き始めた電車でようやく帰宅しました。

幸いなことに、自宅は大丈夫でした。

 

私の友人のひとりで福島に住んでいる人は、13日夜まで連絡がとれませんでした。ようやく昨夜、メールで無事を知ったしだいです。停電がようやく復旧したものの、いまだ断水が続いているとのことです。

 

13日は、近くの電器量販店へ、電池を買いに行ってきました。単2、単3、単4はどうにか入手できたのですが、単1電池は売り切れで、工場が止まっているとのことで、入荷はいつになるか分からないとの店員の返答でした。

 

14日は、東京電力が計画停電を実施するとのことで、その一環としてでしょうが、JRの東京圏内のほとんどすべての路線が運休になり、いったん朝、会社へ向かったものの自宅に引き返し、待機することとなりました。

 

 

立ち寄ったコンビニでは、おにぎり・弁当・パンなどはまったくなく、お店も、計画停電の影響でお休みのところがほとんどでした。

 

しばらくは大変な状況が続くとおもいますが、○○さんもお気をつけて、お過ごし下さい。」

(2011-3-14)

 

地震による家屋の倒壊や大津波、そして、この直後、東京電力福島原子力発電所の爆発事故が発生しました。

 

いまだに、復興への作業は続いており、行方不明者の捜索も続いていると聞いています。

この災害や原発事故を風化させないように、あらたに思い起こす一日にしたいとおもいます。

 

(図は tenki.jp から引用しました)

 

 

(2023-3-11)

 

 

詐欺の電話がかかってきました

先日、医療費還付金詐欺らしき電話がかかってきました。

以下、その顛末です。

 

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2月2日(木)の15:40頃、○○○市の国民健康保険課の田口という人から電話がかかってきました。
「○○さんですね?」と確認をとった後に、次のようなことを言ってきました。

 

「昨年の11月に、医療費明細の確認書類を送っていて、その中に返信が必要な書類が入っていたのですが、あなたからはまだ返信を受け取っておらず、期限が過ぎているので電話しました」とのことでした。

 

さて、国民健康保険の医療費明細の確認書類はここ数か月には受け取った記憶がないのですが、念のため、最近届いた郵便物をひっくり返してみたところ、国保年金課からの傷病見舞金の書類があったので、これかと思い、電話口で話したところ、そうではないとのこと。

 

そこで、「では、その書類は届いていませんが」と伝えたところ、「では再度送りますので確認して下さい」ということでいったん電話は切れました。

 

こちらも、後で書類が送られてから、必要な返信をすればいいかなと思ってその場は終わりました。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

しかし、その電話の約5分後、今度は同じ○○○市の国民健康保険課の犬飼という人から電話がかかってきたのです。

「さきほど田口さんから電話があって、もう一度、書類を送ってくださるとのことでしたが」と応えると、

「国民健康保険の還付金が18,958円あるのですが、12月15日が期限だったのですが、.....。」

 

そこで、もっと詳しく尋ねようとして、「少しお待ち下さい」と電話口で話したところ、
突然、電話が切れてしまいました。

なんだ、この対応は.....。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

 

そこで、今度は、事実確認のため、こちらから○○○市の国民健康保険コールセンターに直接電話をして、上記のいきさつをお伝えし、「○○○市の国民健康保険課に、田口もしくは犬飼という人物は在籍(実在)しているか」という質問をしました。

 

「もし、在籍されているのであれば、電話をつないでほしい、在籍(実在)されてなければ課長クラスの人につないでほしい」との話をオペレーターの方にしました。

 

担当の方が電話口に代られて、
「○○○市の国民健康保険課に田口、犬飼という人物は在籍していません。

また、医療費明細の書類は、これから2月以降発送するので、11月に発送することはありません。

また、国民健康保険課ではなく、国保年金課です。」とのことでした。

 

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以上が、やりとりの概要です。

 

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結論としては、これは詐欺の電話だった、とおもわれます。

 

日中のタイミングを見計らって電話してきました。
詐欺の電話をかけた人物はターゲットの名前と電話番号は知っていたようです。

 

ここからは、推測になりますが、
詐欺は二人組で、ひとりは、ターゲットとなる人物(○○さん)が実在するか、
国民健康保険に入っている人かどうかを確認する役割、のようです。

国民健康保険は自営業か、会社や団体の健康保険に加入していない高齢者が主に加入しているようです。

名前と電話番号はどこからか不明ですがあらかじめ入手したのでしょう。

実際には送っていないのに、事前に医療費明細の確認書類を送ったといって、もっともらしく印象づけるとともに、次の電話の布石としたのです。

 

もうひとりの、5分後に電話をかけてきた人物は、

「国民健康保険の還付金が18,958円あるのですが、12月15日が期限だったのですが、.....。」

と話して、途中で怪しまれたと気づいたのか、いきなり電話を切ってしまいました。

おそらく、このさきの展開として、
「医療費の還付金がもどるが、手続きの期限を過ぎたので、早く手続きしてほしい」と急かせて銀行やコンビニのATMに行くように指示する、といった流れになるのでは、と推測しています。

 

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後で調べたら、○○○市のホームページに、「医療費の還付金詐欺と思われる電話が本市で続発しています!ご注意下さい!」という記事が掲載されていました。

 

このような電話には、充分気をつけましょう。

 

(2023-2-3)