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久しぶりに、吹奏楽の生演奏を聴く機会をいただいた。しかもそれは本格的なものであった。
11月の終り、高校時代の先輩、友人に誘われて、習志野文化ホールで行われた習志野高校吹奏楽部の定期演奏会に足を運んだ。なんと部員は192名もいるという。吹奏楽部の部員とその協力者の方々の織りなす音楽の音色とハーモニーは、本当にすばらしいものだった。とても高校生とはおもえないようなプロの立派な演奏会であった。
私は、最近では、久しぶりに、このような定期演奏会に出会ったのだった。
定期演奏会のパンフレット
実は、遠い昔にこのような吹奏楽の演奏を聴いたことがある。それは、私が高校生のとき、たまたま知り合った先輩から誘われて入部した吹奏楽部にいたときのことであった。
私が在籍していた当時の高校の吹奏楽部のレベルは決してトップではなかったが、それでも県大会に出場し、入賞するくらいのレベルだったとおもう。みんな、放課後のひとときを各自のパートの楽器の練習にがんばっていた。私も、微力ながら、あるパートでお手伝いをしていた。
県大会では、特別奨励賞だったかなにかの賞を高校の吹奏楽部としていただいたような記憶をもっている。
そんな体験を頭の片隅に秘めながら、習志野高校の吹奏楽部の演奏を聴いていたのであった。
習志野高校の吹奏楽部の演奏会は、さすがに人気が高いだけあって、うなづけるすばらしいものだった。
まず、吹奏楽の演奏会は、第一部で充分堪能できた。
第一部の全体での演奏、パートごとの演奏、交代準備の時間に披露された各自の得意な小楽器での演奏、など、どれをとってもレベルが高い、聴き応えのあるものだった。
そして、第二部では、いままでみたことのないプラックライト寸劇「オズの魔法使い」をはじめ、学芸会や演劇の発表会をおもわせるような演出の数々で、まるで、文化祭のようであり、さらに楽しませてもらった。
ジャズもよかった。馴染みのある「A train」や「Swing, swing, swing」など、いっしょになって楽しんだひとときであった。
パンフレットより
第一部の生演奏はもとより、第二部で見られたような演劇の役者さん、うたごえ、おどり(ダンスというべきか)、そして、観客と一体になって作り上げる音楽劇など。
高校生のパワーに驚嘆させられたのであった。どれを取り上げても、すばらしいのひとことに尽きる。
指揮者とともに、部員の192名が作り出す舞台には、これからの躍進を想起させるなにかがあった。
習志野高校の吹奏楽部定期演奏会は、とても人気の高いものだそうだ。入場チケットもなかなか取れにくいらしいが、今回、これらを手配し、誘って下さった先輩諸氏に、とても感謝している。
(2010-12-11)
◆習志野市立習志野高等学校吹奏楽部ホームページ
(Narashino High School Symphonic Band Homepage)
http://www.nhssb.net/