小樽から札幌を経由し、函館に到着。向かったのは、湯の川温泉のホテル、「啄木亭」である。
 
夜七時ごろに函館に到着し、路面電車に乗り、湯の川温泉までいき、そこから徒歩数分の距離だった。
 
三月中旬のこと、天候はくもりだったが、比較的問題なく到着した。
 
この場所は、函館空港の滑走路が良く見える位置にある。
 
庭園は落ち着いた雰囲気で、迎え入れてくれた。
 

 

「啄木亭」庭園
 
次の日、天候は晴れ、ときどき猛吹雪という、とても変わりやすい天候だった。
 
晴れたかと思えば、次の瞬間、突然横風が吹き、視界が20メートル以下になり、まっしろで何も見えなくなる、といった天候だった。
 

JR函館駅
 
まず、路面電車で、函館の赤レンガ倉庫のとなりにある、北島三郎記念館をめざす。
 
路面電車に乗車したときは晴れ、しかし、下車したときは猛吹雪、この間わずか20分程度のことである。
 
ようやく、北島三郎記念館の入り口を見つけて入館した。
 
北島三郎といえば、有名な歌手であり、アーティストであり、優れたクリエーター、プロデューサーでもある。
 
こどものころに、覚えた「さぶちゃん」の歌を知らないものはいないだろう。
 
この記念館には、彼の生い立ちから、最近の作品まで、そのすべてが展示されている。
そこに行ってみなければわからないことも、けっこうあった。
 
感心したのは、説明員の方がとても良く対応して下さったこと。
 
これは、北島三郎ご本人が苦労されたこと、その後の大成功をおさめられたこと、そして、後進の教育指導に心を砕かれたことなど、全部つながっていて、その成果のひとつなのだとおもった。
 

人の世はいつの時代も...北島三郎記念館に掲示されていた
 

北島三郎記念館(左側の建物)と函館山(後方に山頂が見える)
 
北島記念館を出るころには、雪も止んで、晴れてきた。
 
赤レンガ倉庫周辺を函館駅に向かって歩き出した。
 
倉庫のあたりは、いま、ほとんど、土産物店や食堂などになっているようだ。
 

赤レンガ倉庫
 
駅手前の函館朝市にて、簡単な昼食をいただいた。といっても、海産物は新鮮だし、とてもうまい。
 
平日のためか、けっこうすいており、ゆっくりと食事ができた。
 
少し時間があったので、五稜郭まで足を伸ばすこととした。
 
五稜郭は、路面電車、函館市電で15分、そこから徒歩10分くらいのところで、
五稜郭公園となっている。
 
その公園のすぐそばには、五稜郭タワーと呼ばれる建物があり、公園全体を展望できるようになっている。
 

五稜郭タワー
 
五稜郭公園の中は、函館の関所跡があり、その周囲が散策路になっていた。
 
到着したときは、晴れ。散策路に足を踏み入れて歩き始めて行くと、突然、猛吹雪に、そして、すぐに晴れ、と、天候は不安定だった。
 

函館奉行所
 
ちょうど、三月の中頃のこと、このような変わりやすい天候は、函館の特徴なのだろうか。
 
写真も久しぶりに、たくさん撮影した。
 
今度、このような旅行ができるのは、いつだろうか。
 
家族で、そろって旅行にいけるのは、いつになるのだろうか。
 
そんなことを考えながら、函館発、新青森行きの特急列車に乗ったのであった。
 

JR函館駅構内の横断幕
 

新青森行きの特急「スーパー白鳥」
 
(2013-07-28)