月別:2011年03月
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ノートPCをデュアルブートし、無線LANで使用する方法

今回は、ノートPCまたはネットブックと呼ばれる小型のPCをデュアルブートして、しかも無線LANで使うときの方法と注意点を、私の体験をもとに書いてみようとおもう。

 

いま私が使用しているPCは、ノートPCをメインに、ネットブックPCをサブとして使用している。

 

これまで使用してきたノートPCは、IBMのThinkPad X20という、もともとwindows98がOSとして搭載されていたもので、そのメモリ(RAM)を64+64=128MBから64+256=320MBに増設して、これまで使用してきた。だが、メモリが320MBでは、動きが遅く、特にWindowsは起動時に時間がかかり、たまにおかしな音も発するようになってきたので、交換を考えていた。

 

たまたま、中古のPCで、IBMのThinkPad R52というものが安価(14,700円)で売り出されていたので、入手した。これを少し改造して、メインのPCとして使おうと考えたのである。

 

0. はじめに

 

改造するときにPCに必要な条件として、(1) メモリが最低でも1GB以上あること、(2) OSのデュアルブートができること、(3) 無線LANが使えることを念頭においた。

 

ThinkPad R52はメモリが1GB搭載されていたので、まずメモリに関しては問題なさそうだった。また、IBMの製品なので、デュアルブートは、過去に経験済みである。

 

あとは、無線LANが使用できるかということだが、ThinkPad R52は、もともと無線LANは付属していないタイプである。だから、外付けで無線LANのカードなり、アダプタを付加してあげることが必要だった。

 

また、無線LANが使えるかどうかについてはOSとして、どれを選択するかが問題であった。

 

以下は、私が行なった手順を記したものである。

 

1. OSの選択とインストール

 

さて、まず、OSを選択しなければならない。私はここで、ひとつは、Windows XP SP3を選択した。Windowsでなければ動かないソフトウェアがあるからである。

 

もうひとつは、LinuxのディストリビューションのひとつであるFedora14を選択した。

 

理由はいくつかあるが、Fedoraの9、11は、これまでネットブックのCartina UMで使った経験があること、その最新バーションのFedora14ならば、それほど大きな問題はないだろうと、おもったので選択したのであった。

 

ハードディスクは、新しいものを用意した。といっても、中古品であるが。

あらかじめ、パーティションを設定し、いくつかの領域に区切っておく。例えば、Windowsシステム領域、Linux領域、データ領域などである。ここで使用したソフトはAcronis PartitionExpert Personalで、CD-ROMからPCを機動させて操作を行なった。

 

次に、Windows のインストールを行なう。できる限り、ハードディスクの先頭領域にインストールするのがいいとおもわれる。Windowsのインストールについては、特に問題はないとおもう。

 

その次に、Fedora14のインストールを行なう。

 

私が行なった方法は、イメージファイルをあらかじめダウンロードし、それをCD-Rに焼き付けを行なって、準備しておいた。そのCD-Rを用いて、ハードディスクのLinux領域にインストールを行なったのである。

 

ここで、注意することは、GRUBのインストールを行なう場所である。

 

Fedoraの場合、GRUBをインストールするのだが、この設定はデフォルトでは、ハードディスクのブートセクターとなるとおもうが、私が行なったときは、ここではなく、あらかし゜め分割して作成したLinux領域の先頭を指定した。(これが良いかどうかはわからないが、いずれ、MBMでOSの切り替えを行なうのでどちらでも良いかもしれない。)

 

さて、ここまで行なうと、一応、WindowsとLinuxの両方がインストールされた状態になる。ここで、Linuxのシステムが、先にインストールしたWindowsを認識していてくれれば問題ないのだが、Fedora14の場合は、それができていなかった。

 

そこで、次に、ブートマネジャーをインストールすることになる。

 

2. マルチブートマネジャー(Multi Boot Manager、MBM)のインストール

 

MBMは、あらかじめインターネットのサイト http://elm-chan.org/fsw/mbm/mbm.html からダウンロードし、フロッピーディスクにインストールしておく。

 

そして、PCをフロッピーディスクから起動し、MBMをインストールするのである。(なお、サイトを見ると、最近、CD-Rのイメージファイルも提供されているようである。)

 

一回、これをインストールすると、ハードディスクのブートセクターを上書きしない限り、何回Linux側のOSのインストールを繰り返しても、MBM自体は残っている。ただし、Windowsを再インストールすると上書きされ、消えてしまうので注意が必要である。(消えてしまった場合には、MBMを再インストールすれば良い。)

 

ここまで行なうことによって、まず、起動時にOSの選択ができるようになる。Windows (XP)あるいはLinux (Fedora14)が選べるのである。

 

3. 無線LANの設定とインターネットへの接続

 

その次に、必要なことは、PCをインターネットに接続し、必要なアップデートを行なうことである。

 

ただ、その前に、無線LANでの接続を考えているので、まずは、無線LANを設定する必要がある。

 

今回入手したIBMのThinkPad R52には、無線LANがないので、最初にPCMCIAの無線LANカードを試してみた。Windowsの場合は、ドライバをインストールして設定すれば、それほど問題ではないと思われた。だが、入手したR52のPCMCIAカードのインターフェースが非常に不安定で、信頼のおけないことが判明した。カードを別のメーカーのものに変更しても不安定さはかわらなかったのだ。要するに、PCMCIAカードは使えないということである。

 

そこで、USBタイプのアダプタを入手し、これでまずWindows上で設定を行なった。

 

私が使用したアダプタは、プラネックスコミュニケーションズ株式会社(PCI)製のGW-USNano2-Mという無線LAN USBアダプタである。

 

 

Windows上では、比較的簡単に設定を行なうことができた。製品に添付されているドライバソフトを使う。この製品はUSBタイプだが、安定して使用することができたのだ。自宅では、無線LANのアクセスポイントをルーターの次に配置している。ここの設定条件をPC側のアダプタに設定することによって、インターネットに接続できるようになった。これで、Windowsや他のソフトのアップデートができるようになった。

 

さて、次は、Linux (Fedora14)側の設定をしなければならない。このためには、GW-USNano2-Mが、どのようなICのチップを用いているかを調べ、それに合ったLinuxのドライバソフトをインストールする必要がある。

 

このサイト(https://www37.atwiki.jp/linux_kai/pages/52.html?guid=on) にある゛情報によれば、使用されているRF-ICチップは、RealtekのRTL8192CUとのこと。

 

これをインターネットで検索したところ、次のところにあることがわかった。

 

RTL8188CUS_v2.0.1212.zip(このファイルの中に同梱されている)
http://download.wireless-driver.com/driver/Realtek/RTL8188CUS/RTL8188CUS_v2.0.1212.zip

 

または、

 

RTL8192CU_linux_v2.0.1324.zip
http://218.210.127.131/downloads/RedirectFTPSite.aspx?SiteID=1&DownTypeID=3&DownID=918&PFid=48&Conn=4

 

これをダウンロードし、展開してインストールを行ない、いったん、PCを再起動させる。すると、無線LANが使えるようになった。

 

ここまでくれば、あとは、必要なアップデートを行なうのみである。

 

4. 最後に

 

以上は、私がIBMのThinkPad R52を入手し、無線LANアダプタとしてPlanexのGW-USNano2-Mを用いて、Windows(XP)およびLinux(Fedora14)の両方で、インターネットに接続するまでの経過を記したものである。

 

PCのデュアルブートは、無線LANを使う場合、設定に少し手間がかかるが、この方法が少しでも参考になれば幸いである。

 

(ご注意: ここに述べた方法は、筆者が行なった経験を参考として記述したものです。当然ですが、実施はあくまでも自己責任で行なって下さい。この方法を実施した結果については、筆者・サイト管理者はいかなる責任・義務も負わないものとします。)

 

(2011-3-21)

 

  • 特集
「東北地方太平洋沖地震」に関して

今回の地震、みなさまのところは、だいじょうぶでしたでしょうか?

 

今回の地震は、おもった以上に大きく、テレビなどで次々に、被害が報道されるにつれ、その影響の大きさにショックを受けています。ご無事であることをお祈りしています。

 

被害に遭われた方々には、心からお見舞いを申し上げます。

 

どうか、心をいっそう強くもたれて一日も早くお元気に、復興をなされるようお祈り申し上げます。

 

別のサイトに次の記事を書きました。よろしければ、ぜひごらん下さい。

 

◆「いま、私たちにできることを.....義援金サイト」

→ http://ameblo.jp/newfootprint/entry-10829524181.html

 

◆「日本のために死地へむかう父」 (紹介記事)

→ http://ameblo.jp/newfootprint/entry-10836724898.html

 

(2011-3-21)

 

 

以下、当時の記事を引用します。


◆「いま、私たちにできることを.....義援金サイト」

 

今回の地震、みなさまのところは、だいじょうぶでしたでしょうか?

今回の地震は、おもった以上に大きく、テレビなどで
次々に、被害が報道されるにつれ、
その影響の大きさにショックを受けています。
ご無事であることをお祈りしています。

被害に遭われた方々には、心からお見舞いを申し上げます。

どうか、心をいっそう強くもたれて一日も早くお元気に、
復興をなされるようお祈り申し上げます。

私にも何かできることはないだろうか?と考えた結果、
微力ながら募金を行うこと、募金サイトを連絡すること。
これであれば私でも可能です。

私は、何人かの方のメールマガジンを拝読していますが、
この中に、こんな文面がありました。

---------------------------------------
今、私たちにできることは、

■「義援金」を正しい所に送ること。
■その活動をネットを通じて呼び掛けること。
■自分たちも救援される側に回らないように
 自分たちの身の安全を守る為の備えをすること。
■被災地の方へ励ましのメッセージを送ること。

この4つだと思います。
---------------------------------------

確かにそのとおりだと思います。

被災者の皆様への義援金は、
個人でも義援金を呼びかけることができるサイトもあるようです。

ここには、何人かの著名人がよびかけを行っておられます。

http://justgiving.jp/ 
http://justgiving.jp/c/1765 
https://justgiving.jp/c/1746 

また、すでに信頼できる機関が義援金を募っておりますので、
義援金の募金ができるホームページをお知らせします。
(普通の募金、アイテム購入など)

内容については全てがきちんとした企業なので、大丈夫だと思いますが
最終的には、ご自身でのご判断をお願いいたします。

内容は3/13午前9時現在のものです。
*************************************************************
■Yahoo! 基金
Yahoo!ウォレット(500~10万円、募金すると専用の壁紙をダウンロード可)、
もしくはYahoo!ポイント(1~10万ポイント、1ポイント1円換算)。
http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html

■GROUPON
一口200円。
ユーザーから募金に対し同額をグルーポンも拠出するため、
実際は一口あたり400円。
http://www.groupon.jp/cid/7995/dtype/main

■nifty
壁紙を購入すると、その売上げが全額募金に回される。
購入金額は、525円/1050円/3150円/5250円/1万500円。
http://donation.nifty.com/tokusetsu/

■goo
募金にはgooIDが必要。
壁紙を購入すると、その売上げが全額募金に回される。
金額は100円/500円/1000円/5000円/1万円。
支払い方法は、クレジットカード/ちょコム/楽天銀行。
http://special.goo.ne.jp/donation_earthquake/

■T-SITE
TSUTAYAカードのTポイントで募金可能。1ポイント単位、1ポイント1円換算。
http://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=88&scid=bokin999

■ソフトバンクモバイル
「白戸家のお父さんデジタルコンテンツ」を購入すると、
その売上げが全額寄付される。商品は105円/315円/525円。
購入方法は、
「Yahoo!ケータイ」トップページ→「お知らせ」→「東北地方太平洋沖地震義援金受付」で、
「白戸家のお父さんデジタルコンテンツ」を選択。
なお、ソフトバンクでは、
ソフトバンクチャリティダイヤル「*5577」も用意しており、
こちらの音声メッセージを聞いて募金することもできる。

■mixi
募金向けミクコレ「支援ミクコレ」を販売。
50pt(50円)と100pt(100円)で2種類ずつ。
なお、支援ミクコレでは、ユーザーからの募金額と同額をミクシィが拠出するため、
実際は50ptで100円、100ptで200円が募金される。mixiモバイルからのみ利用可能。

■GREE
GREEのオリジナルアバター「GREEボランティア」を購入すると、
その売上げが全額寄付される。金額は、100~1万ゴールドの間で任意に選択可能。
1ゴールド1円換算。
http://www.gree.co.jp/news/press/2011/0312.html

■モバゲータウン
災害義援金向け専用アバターを販売。
その売上げが全額募金に回される。購入方法は、
モバゲータウンのトップページで「災害義援金を募集しています」をクリックし、
モバゲー募金コーナーで「義援金用アバター」を選択。
金額は、100円/500円/1000円から選べる。
http://yahoo-mbga.jp/announce/7969

■アメーバピグ
アメーバピグで募金対象アイテムを販売。
10アメゴールド(10円)から購入できる。
同アイテムを購入すると、
その同額をサイバーエージェントも拠出するため、
実際には倍額が募金されることになる。
購入は、アメーバピグの中で、
おでかけエリアから「地震情報交換」エリアを選択。
各エリアに設定されているアイテム販売機から行える。
http://ameblo.jp/pigg-staff/entry-10827716684.html

■ハンゲーム
ハンゲームの被災地支援アバターアイテムを購入すると全額が寄付される。
アバターアイテムは100円。男性用/女性用のTシャツがそれぞれ3種類ずつ
用意されている。
http://static.hangame.co.jp/hangame/extra/volunteer.html

■はてな
はてなポイントで義援金を受け付け。
1ポイントあたり1円で換算され、募金額は自由に選べる。
http://d.hatena.ne.jp/hatenacontrib/20110312/1299904670 

■日本財団(日本船舶振興会)CANPANプロジェクト
一口2000円で募金を受け付け。決済方法はクレジットカード。
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/news/2011031202.html 

■Piku
一口100円で募金を受け付け。
上限はなし。3月22日の10時まで募集している。
http://www.piku.jp/deals/donation-201103/tokyo 

■DMM
http://coupon.dmm.com/deals/dmmbokin/ 

■ECナビ
https://ecnavi.jp/tohoku_bokin/ 
ポイント募金

■ジャパンネット銀行
http://www.japannetbank.co.jp/news/general2011/110312.html 
*************************************************************
と、ここまでです。

 

 


◆「日本のために死地へむかう父」 (紹介記事)

 

福島原子力発電所の状況が連日、報道されています。

こういう原発の状態ですと、不安になるかもしれませんが、復旧に全力で
取り組んでおられる方々がおられます。

そのことを忘れないようにしましょう。

この記事は、私が、読者のみなさまにぜひとも読んでいただきたいものです。

私が読んでいるメールマガジンのひとつに、ロシア在住の
北野幸伯(きたのよしのり)さんから配信されている「RPE」というのがあります。
今回のテーマは、号外で、「日本のために死地へむかう父」です。

このリンクからお願いします。
↓
http://archive.mag2.com/0000012950/20110320183217000.html

 

(2022-4-22 追記 :  上記のリンクは既に無効になってしまいました。以下に、再掲載いたします。)

 

======= (ここから) =======

 

RPE Journal ====================

 

ロシア政治経済ジャーナル 特別号

2011/3/20号

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★日本のために死地へむかう父

 

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!

北野です。

今日は、読者のひとみさんからのメールを転載させていただきます。

 

 

自衛隊特殊化学防護隊の隊員たちは志願者です。

しかも年齢は55歳からうえ、もう子育ても終わりに近づいて思い残す事は無いと志願者となったようです。

その様な志願者が50名

 

時事通信社の記事があります。

東電が全国の電力会社、協力企業に助けを求めました。

志願者です、決死隊として原発の内部作業をする原発関係者のベテランを募ったのです。

 

中国電力の原発勤務40年というある男性が。

この作業は自分達のようなベテランがやるべきだ、自分は定年まで後一年であるし、子育ても終わったとして、志願したそうです。

 

ご家族は静かに思いを語る、自分の夫、父親の決意に何も言えなかったそうです。

その方の娘さんは,今までと違う父のもの静かな顔を初めて見たそうです。

志願者20名

 

翌朝、いつも出勤する時のように。

 

じゃあ、いってくる。

 

と言って玄関を出てたそうです。

 

原発での作業中、放射線被爆があります。

国が定める限界被爆単位100ミリシーベルト。

それが250ミリシーベルトになりました。

何故なら、彼等が望んだからです。

100ミリシーベルトではすぐ時間が経ってしまい数分では作業ができない。

だから国に250に上げてくれと。

その為の被爆量は覚悟の上なのです。

 

そのおかげで昨日、あと一歩で臨界点と言う所で臨界が止まったのです。

もし臨界点に達していたら。

私達は今、この時をこの時間を過ごしていません。

家族と恋人と仲間、友人とこの時間が無かったかもしれないのです。

半径300キロ生物の生存率は、限りなくゼロに近かったんです。

今のこの時間は彼等のおかげなのです。

 

経営側幹部たちは我が身安泰の為、情報を小出しにし、遠く離れた東京から出てきませんでした。

 

お願いです皆さん

祈って下さい!

皆さんの祈りを

作業が成功するように祈って下さい!

皆さんの想念を送って下さい!

 

今日 放水作業が無事終わりました。

明日の作業も成功するように。

隊員たちが無事であるように。

祈って下さい!

 

どうかお願いします!

そして家族、友人、仲間、一人でも多く方に知ってもらい祈ってほしいので伝えて下さい!

お願いします!

 

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