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父の日の贈りもの

  • 日記
父の日の贈りもの

先日、息子夫婦から思いがけないプレゼントをもらった。

 

「お父さんありがとう」の文字入りのカステラである。

 

 

6月20日は父の日。

 

ふだんは、離れてくらしていて、なにもいってこない息子だが、
不思議なものである。

届いたものを開けてみて、うれしいやら、気はずかしいやらで、不思議な感覚であった。

そういえば、昨年もあったな。香味焙煎のプレミアムコーヒーだった。

 

ことしも、「ありがとう」の電話をし、同時に、無理しないでいいよ、と一言添えた。
息子たちの気遣いに感謝しながら。

 

(2010-6-21)

 

「西洋五軆伊呂波」

  • 特集
「西洋五軆伊呂波」

我々の先人は、どのようにして見知らぬ外国語を学んだのだろうか。

 

手元に、一冊の和紙で綴った本がある。正確な時代はわからないのだが、我が家の曾祖父の時代だろうか。おそらく、江戸時代末期くらいの時期なのかもしれない。そんな時代に綴られた「西洋五軆伊呂波」(せいようごたいいろは)という本である。

 

五体(五軆)とは、ひらがな、ひらがなの草書体、かたかな、ローマ字、ローマ字の筆記体を並べて、「いろは」順に書き記したものである。ただ相当使い込まれており、書き込みなども見える。ローマ字も欧米のアルファベットだけでなく、ロシア語などに使われるキリル文字も一部含まれている。

 

 

これを編纂した人は、たいへんな苦労をしながら、一つずつ音をひろい、文字にして日本語のひらがな、カタカナと比較していったのではないだろうか。

 

本の途中のページに、編纂した人の記述がある。「北越漁士」とある。そして、(現代語に訳すと、) 「以降のページの記述はいろんな書き方があるので正しいかどうかわからないが、知っていることを書き記しておく。」とのひとことが載っている。

 

いまの時代の基準でみれば、ほぼ正しいことが記されているようだ。しかし、100年も前の時代のこと、ここまでのものを作成する苦労が偲ばれる。

 

まず、この本をもとに、アルファベットを学び、(数詞とその発音が書いてあるところを見ると、) 英語の発音を学び、していったにちがいない。

 

この本を見ながら、そんなことを考えていた。

 

 

(注)

 

参考までに、一部を撮影し、PDFにしました。

--→ PDFファイル ( iroha_sample.pdf )

 

全体はこちらにあります。(圧縮してます。)

--→ ZIPファイル ( iroha.zip ) zip

 

 

(2010-6-7) gotaiiroha .

(2010-6-19 追記)

 

 

本記事をごらんいただいた松田 清 様(*)より、「松延堂刊行本(明治初年刊)の写し本と思われます。」とのコメントをいただきました。松田様が作成されている目録記載の情報をいただきましたので、紹介させていただきます。

 

西洋五体伊呂波                          16230
ホーパッピーッル著 松延堂刊 和 左袋綴じ1冊 180x120
17丁。整版。題簽(中央)「WEIKAI / COTAI IROHA」(ローマ字表記の下に「ヱイカイ ゴタイイロハ」の読みガナを付ける。前表紙見返し(扉)「五音相通和訓手引<ホーパッ/ピーッル>著/<西洋>五体伊呂波/東京 松延堂発兌」。序末「竹堂職(ママ)」。12オ~13ウはロシア文字を載せる。

 

(*) Kiyoshi MATSUDA, Prof. em. Dr. Kyoto University
Visiting Professor, Kanda University of International Studies
HP:  http://www.eonet.ne.jp/~dodonaeus

 

(2018-12-4 追記)

 

 

岡本真夜の「TOMORROW」

  • 音楽
岡本真夜の「TOMORROW」

もう10数年以上も前のことであるが、日帰りで羽田と旭川を往復することが続いた時期があった。そのとき、往復の機内で、はじめて岡本真夜の曲を聴いたのである。

 

機内ではイヤホーンで聞くJPOPの歌番組が流れていたが、歌番組も終わりに近づき、もうそろそろ着陸態勢に入るかくらいのときに、その曲ははじまった。「TOMORROW」である。

 

当時は、その歌手(アーティスト)の名前も全く知らなかった。TVに出演されていたことさえも知らなかった。(いいわけに過ぎないが、ふだんテレビはあまり見ない。)

 

だが、JASの機内で聴いたその曲は、すごく印象的であった。特に、夜遅く旭川から羽田に向かうときは、仕事で疲れた心と体を、彼女の「うた」が元気づけてくれているような気持ちになったものである。なにより、テンポが良く、歌詞も心に残るものだった。

 

岡本真夜の「TOMORROW」、ただそれだけが頭の片隅に残ったまま、10数年が過ぎた。

 

 

ふたたび彼女の名前を耳にしたのは、今回の上海万博の公式テーマソング騒動が話題になった後のことであった。

 

「そのままの君でいて」の曲がのっている「Smile」というCDアルバムを買い求め、さっそく聴いてみた。

 

この曲も明るくテンポが良い。元気づけてくれる歌であった。あの機内でしばしば聴いた「TOMORROW」と同じような印象を受けたのである。

 

以前に聴いた「TOMMOROW」と今回の「そのままの君でいて」、どちらもいつ聴いてもいいものだなと改めておもったのであった。

 

ところで、岡本真夜デビュー15周年とのことで、5月末に、彼女のブログが開設されたようだ。たまにはチェックしてみてもいいかもしれない。

 

 

■ 岡本真夜さんのブログ

 

(PC)

http://ameblo.jp/mayo-okamoto/

 

(携帯)

https://www.ameba.jp/mobile.do?unm=mayo-okamoto

 

(2010-5-29)

 

岡本真夜 - そのままの君でいて

 

岡本真夜 TOMORROW

https://www.youtube.com/watch?v=SrWUB-eT5Cc

 

 

 

 

 

 

パソコン(PC)から携帯電話(ケータイ)に届かないメール

パソコン(PC)から携帯電話(ケータイ)に届かないメール

先日、久しぶりに旧友からメールをもらった。そこでその友人に返信のメールを出した。ところが、そのメールが届かず、戻ってきてしまった。

 

ときには、こんなこともあるのだなと、少し調べてみた。

 

自分の環境はPC(パソコン)のアドレス、その友人はdocomoの携帯電話のアドレスである。でも、その三ヶ月前くらいには同じようなやりとりをしたが、そのときは何の問題もなかったのだ。

 

また、その友人のほかにもdocomoの携帯電話を持っている友人・知人はいるし、いままで特にメールのやりとりも支障はなかったのだ、がである。

 

以下は、戻ってきたメールの表題で、
Undelivered Mail Returned to Sender
とある。

 

内容は、

 

This is the Postfix program at host xxxx.xxxx.xxxx.jp. I'm sorry to have to inform you that the message returned below could not be delivered to one or more destinations. For further assistance, please send mail to <postmaster>
If you do so, please include this problem report. You can delete your own text from the message returned below.
The Postfix program <xxxxxxx@docomo.ne.jp>: host xxxx.xxxx.docomo.ne.jp[xxx.xxx.xxx.xxx] said: 550
Unknown user xxxxxxx@docomo.ne.jp (in reply to end of DATA command)

 

というようなものであった。

 

これをみても、宛先が不明としか読めない。でも、そんなはずはないのだ。

 

さて、何が変わったのかと思い、いろいろ訊いてみると、どうも携帯電話の機種を換えたらしい。それもdocomoの新機種らしい。この点しか思い当たらないと、その友人はいう。

 

そう、auやvodafone、Softbankといった携帯電話を持っている友人たちとのメールのやりとりでは、このような問題は少なくともこれまではなかった。

 

どうも、最近のdocomoの携帯電話は、デフォルト(標準)で、つまり購入したときの状態のままでは、PCからのメールを拒否する設定になっているらしい。あるいは、受信にはなにか特別な設定が必要であるらしいことが、インターネットを這回していてつかめた。

 

どうやら、PCからのメールを受信してもらうには、「受信・拒否設定」で、「パソコンからのメールを受信する」にチェックを入れて設定してもらわないといけない。

また、docomoの新機種の場合、URL付きメール拒否という項目が標準で「設定する」になっていると、PCからのメールは携帯電話では受信できないようだ。

 

いままでドメイン指定受信に追加すれば届いていたメールでも拒否してしまうらしい。

 

さらに、その場合でもHTMLメール(いわゆるデコメール)は受信できるという。なんだかわけのわからない設定がデフォルトでされているらしい。

(この部分はこの記事を参考にしました。)

 

その友人には、あらためてPHS(簡易型携帯電話)のアドレスからメッセージをメールして、こちらは問題なく着信したようだ。自分の環境は、PHS(Toshiba製のWX320T)で、一応、PHSのメールもパソコン(PC)のメールも、どちらもPHSで扱えるように設定してある。PCのアドレスから発信したメールはつながらないが、PHSのアドレスから発信したメールは問題ないようである。

 

docomoの携帯電話とのやりとりには、ちょっとした注意が必要だな、と感じたできごとであった。

 

(2010-5-22)

 

開高健記念館と湘南の海

開高健記念館と湘南の海

JRの茅ヶ崎駅から約2km、海岸方面にむかったところに、開高健(かいこうたけし)の記念館がある。作家であった開高健がかつて住み活動の拠点としていた邸宅が記念館として開設されているのである。先日、友人とここを見学する機会を得た。

 

開高健記念館

 

悠々として急げ

 

開高健といえば、あのサントリーのウィスキーのコマーシャルを覚えておられる方も多いのではなかろうか。経歴をみると、60-70年当時にはベ平漣(ベトナムに平和を、市民連合)で活動を支援されていたとある。一方で、当時の南ベトナム政府軍に従軍し、ベトナム戦争の真実を伝えようとしたドキュメントは心に迫るものがある。

 

入ってきて人生、出て行って死

 

実は、このようなことを知ったのも、今回、記念館を訪問してみて、初めて知ったのである。名前だけは聞いて知っていたが、このような内面の世界にまで踏み込んでいろいろな展示物を拝見させていただき、その思いを感じたのだった。

 

館内を訪れてまず短いビデオを見せていただいた。それから、展示物をゆっくりと拝見させていただき、趣味や嗜好の多様さに驚き感銘を受けたのだった。また、アラスカでの魚釣りや鉄道の紀行文も、その原稿や剥製品などが展示されている。

 

書斎として使用されていた部屋の脇にびっくりするくらいの意外な展示品があった。奴隷や囚人が足につける鉄の鎖とボールまでもコレクションとしてあった。おそらく、戦場での経験がものすごいインパクトを彼に与えたのは想像に難くない。

 

リーフレット THE KAIKO TAKESHI HOUSE Chigasaki

 

さて、この記念館は菱沼海岸(ひしぬまかいがん)に近い。開高健記念館から海岸方面へは五分も歩けばすぐ出られる。真正面の海の向こうに烏帽子岩(えぼしいわ)が見える。江ノ島も見える。湘南の海岸なのでサーファーたちに出会えることも多い。

 

菱沼海岸より烏帽子岩を見る

 

(2010-4-29)

 

 

■ 茅ヶ崎市 開高健記念館 ホームページ

 

(PC)

http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/bunka/kinenkan/index.html

 

(携帯)

http://mobile.city.chigasaki.kanagawa.jp/