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「第四の節目、アメリカの預言」歴史は繰り返す
  • 投稿 2017/02/21
  • 特集
「第四の節目、アメリカの預言」歴史は繰り返す

いま、「第四の節目、アメリカの預言」(The Fourth Turning, An American Prophecy) に注目している。このような考えかたもあるのかと、感心し、またちょっと畏怖の念も感じている。

 

この本は1997年にアマチュアの歴史研究者であるストラウス(William Strauss)とハウ(Neil Howe)によって書かれたものであり、それによれば、世の中は80年から85年の周期で巡り、その周期の中でも、およそ20年ごとに節目があるという。このおよそ80年の周期はサイキュラム(Saeculum)と呼ばれる。

 

また、このおよそ20年ごとの節目は、その年代によって、4つに分けられる。

第一の節目が「高揚」(High)とよばれ、近年では1946年から1964年に相当する。
第二の節目が「覚醒」(Awakening)とよばれ、近年では1964年から1984年に相当する。
第三の節目は「分解」(Unraveling)とよばれ、近年では1984年から2004年に相当する。
そして、第四の節目は「危機」(Crisis)とよばれ、近年では2005年から2025年に相当するという。まさに、いま現代は、この第四の節目を迎えているというのだ。

 

これらは、「高揚」→「覚醒」→「分解」→「危機」→「高揚」→「覚醒」→「分解」→「危機」→
というように繰り返される。季節に例えて、「春」「夏」「秋」「冬」とみてもいいかもしれない。この変わり目の時期には、古い秩序が壊され、新しい秩序がつくられていくという。

 

アメリカ(北米)のサイキュラムは、中世以降、この周期を何回か繰り返してきたという。ストラウスとハウは、アメリカのサイキュラムを年代ごとに検証し、次のように分類している。

・中世(Late Medieval) 1438年 – 1487年
・改革(Reformation) 1487年 – 1594年
・新世界(New World) 1594年 – 1704年
・革命的(Revolutionary) 1704年 – 1794年
・内戦(Civil War) 1794年 – 1865年
・偉大な力(Great Power) 1865年 – 1946年
・千年的(Millennial) 1946年 – 2026年?

 

これらのそれぞれが、第一から第四の節目の時代にわけられる。

 

それぞれのサイキュラムにおける第四の節目「危機」を見ていくと、
サイキュラム「革命的」(Revolutionary)には、独立戦争から合衆国憲法制定まで(1774年-1794年)の時代が含まれている。

「内戦」(Civil War)には、南北戦争とその後(1860年-1868年)の時代が含まれる。

さらに、「偉大な力」(Great Power)には、世界恐慌から第二次世界大戦(1929年-1945年)が含まれている。

そして、いま現在、サイキュラムは「千年的」(Millennial)(1946年-2026年?)の時代。
同じような大きな危機がくるだろうと、ストラウスとハウは20年前の1997年に予測したのだった。

 

大きな危機とはなにか? リーマンショックによる経済の低迷、国家間の紛争、自然災害など。また、科学技術の進歩による弊害の発生(コンピュータハッキング、原子力関連の事故)など。を指しているのだろうか。要注意である。

 

☆ ☆ ☆

 

一方、この本の中では、「世代」は、生まれたその節目によって運命付けられるという。

 

近年でいえば、1946年から1964年に生まれた人は、「預言者」(Prophet)、
1964年から1984年に生まれた人は「遊牧民」(Nomad)、
1984年から2004年に生まれた人は「英雄」(Hero)、
2005年から2025年に生まれた人は「芸術家」(Artist)と
それぞれ呼ばれるのだそうだ。

 

例えば、1946年から1964年に生まれた「預言者」の人は、その幼年期(0歳から20歳)は「高揚」、若年期(21歳から41歳)は「覚醒」、中年期(42歳から62歳)は「分解」、高齢期(63歳から83歳)は「危機」の節目を過ごすことになる。

 

また、1964年から1984年に生まれた「遊牧民」の人は、その幼年期は「覚醒」、若年期は「分解」、中年期は「危機」、高齢期は「高揚」の節目を過ごすことになる。

 

さらに、この本の中には、これら4つの節目に関わる世相が記述されている。

その項目は、家族、子ども育成、性別の役割、理想、機関、文化、社会構造、世界観、社会的優先度、動機付け、ニーズ、将来ビジョン、戦争、などにわたっている。

 

例えば、社会構造では、「高揚」→「覚醒」→「分解」→「危機」の節目には、「統一」→「分裂」→「多様化」→「圧力がかかる」という世相になり、
また、例えば、社会的優先度では、「高揚」→「覚醒」→「分解」→「危機」の節目には、「コミュニティ最大」→「個人主義台頭」→「個人主義最大」→「コミュニティ台頭」という世相になるという。

戦争の項目もある。「高揚」→「覚醒」→「分解」→「危機」の節目には、「修復」→「議論を呼ぶ」→「決まらない」→「全面的」という世相になるという。

 

☆ ☆ ☆

 

この本はおよそいまから20年前に書かれたものであるが、時代の転換期である現代をよく言い表している面が多い。「サイキュラム」という考えかた、そして、「節目」を鵜呑みにする必要はないが、少なくとも、いまは第四の節目「危機」の時代、古い秩序・価値観がくずれ、新しいものにとって置き換えられる時代、新しい価値観が植え付けられる時代の曲がり角にいる、ということを頭の片隅にいれておかねばならないかもしれない。

 

(2017-2-21)

 

 

The Fourth Turning: What the Cycles of History Tell Us About America’s Next Rendezvous with Destiny

 

この本の日本語訳が発売されたようです。
ただ、内容に一部省略個所があるとのこと。
これから確認してみます。

 

フォース・ターニング 第四の節目

 

(170401 追記)

 

 

「本で床は抜けるのか」- 国際ブックフェアとコンテンツ関連の展示会
  • 投稿 2015/07/05
  • 特集
「本で床は抜けるのか」- 国際ブックフェアとコンテンツ関連の展示会

先日、有明にある東京ビックサイトで国際ブックフェア並びにコンテンツ関連の展示会があり、出かけてきました。

 

いろんな本の展示がありました。本や雑誌といっても、最近は、電子書籍といって、パソコン(PC)やタブレット端末、スマートフォン(スマホ)で見る/読む時代に変わりつつあります。書籍(本や雑誌)の流通経路もいままでとは様変わりです。

 

おもしろいとおもったのが、スマホやタブレットで人気の雑誌180誌以上を読み放題というサービス。気に入ったページや写真はネットでプリントできるというもの。

(→ https://www.optim.co.jp/tabuho/ )

 

 

また、あるブースでは、「本で床は抜けるのか」というおもしろい講演をやっていました。Webに掲載された記事が紙の本という形で世に出ていき、さらにデジタル出版として進化していく、これらの過程でさまざまな問題があるそうです。

(→ http://tt2.me/16745 )

 

さて、併設のキャラクターブランドライセンス展では、人間の女性そっくりのアンドロイドロボットが展示されていました。ことばをしゃべり、動きに反応するんです。

 

 

また、空中に、霧のカーテンをつくり、そこにプロジェクタでアニメーションを投影して、演出するという装置もみてきました。

 

 

さらに、クリエイターEXPOというものもあり、漫画、音楽、イラスト、書道、絵本、など個人のブースがたくさんあり、おもしろいものがたくさん展示されていました。

 

たまに、こういうものを見るのは刺激になっていいのかもしれません。歩き回ったので、とても足が疲れましたが…。

 

(2015-7-5)

 

折れ曲がるディスプレイとは? OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ
  • 投稿 2014/11/04
  • 特集
折れ曲がるディスプレイとは? OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイ

先日、横浜で「ディスプレイイノベーション2014」という展示会があった。たまたま時間がとれたので、ちょっと出かけたのだが、そこで驚くようなデモ実験を見せてもらった。

 

折れ曲がる、いや、折りたためるディスプレイとでもいうべきなのか。

 

ひとつの平面カラーディスプレイがほぼ二つ折りにまで折り曲げられ、しかも、その動作が繰り返し行われていた。

 

係のひとに許可をもらって、その様子を撮らせてもらった。

 

これを見ると、たしかに、ほぼ180度くらいにまで曲げられたり、伸ばされたりしている。

 

このディスプレイは、OLED(有機発光ダイオード)と呼ばれる素材でできたものだそうだ。

 

Wikipediaによると、電流に応答して発光するエレクトロルミネッセンス層を有する有機化合物半導体の薄膜が、ふたつの電極間にできており、ひとつの電極が透明であるとのこと。

 

有機材料といえば、樹脂を連想させるが、たしかに、無機材料や金属材料ではないため、折り曲げなどにも強いのであろう。

 

ゲーム機や携帯電話、コンピュータ、テレビなどに使われるディスプレイ用の材料としては、これまで、液晶やプラズマが主流であったが、これからは、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイが注目される。

 

どこまで、進化するか楽しみな素材のひとつである。

 

 

(2014-11-4)

 

ビタミンCが有効?驚きの放射線障害対策
  • 投稿 2014/04/08
  • 特集
ビタミンCが有効?驚きの放射線障害対策

先日、北野幸伯(きたのよしのり)さんが配信されている記事
http://archive.mag2.com/0001606599/index.html
の中に「放射線障害対策に関する情報」として気になる部分があったので、ここで紹介したい。

 

相武台脳神経外科の加藤貴弘先生のメールが、その中で紹介されていたが、放射線障害対策として、ビタミンCが有力なのだそうだ。

 

YouTubeで配信されている動画の説明(下記)を聞いてみた。

 

放射線が細胞膜を痛めて、活性酸素を発生させるが、この活性酸素の発生を効果的に抑制するのだそうだ。ビタミンCが有効だということは、いままで聞いたことがなかったし、マスコミで報道されてもいないようだ。だが、三年ほど前に、防衛医科大学の論文が報告されているという。

 

YouTubeで詳しい説明あり。(英語だが、日本語のナレーションあり)

 

→ ライナス・ポーリング博士からの贈り物( A Gift from Dr. Linus Pauling )

 

「ビタミンCは放射線障害から福島の被災者を守ることが科学的に証明されている。」(‘Vitamin C is scientifically proven to protect Fukushima victims from radiation effects’)

 

 

加藤貴弘先生のブログ

 

→ 緊急報告:人類がすでに手にしている放射線障害

 

(2014-4-8)

 

「続・小説『坊っちやん』誕生秘話」
  • 投稿 2014/01/03
  • 特集
「続・小説『坊っちやん』誕生秘話」

いまでも色褪せない文豪・夏目漱石の名作『坊っちやん』。無鉄砲ではあるが、正義感あふれる坊っちやんが、四国の松山の中学校に数学教師として赴任することになり、生徒や教員たちとの人間関係に真正面から挑んで行く。夏目漱石の作品の中でも、特に人々に愛されている名作である。

 

夏目漱石がこの小説で書きたかったことはなにか。なにを表現しようとしたのか。

 

我々の母校で教鞭をとられた後、新潟県内の高校の学校長、関根学園の校長などを歴任された勝山一義先生が、この研究を長年続けられ、2009年に「小説『坊っちやん』誕生秘話」として、『坊っちやん』のモデル論に一石を投ずる文学研究書を出版されたことは記憶に新しい。

 

このほど、その続編ともいえる「続・小説『坊っちやん』誕生秘話」が出版された。前作以降の研究過程で新たに発見された事実を、明治初期という時代背景とともに考察し、解き明かしていく、まさに謎解きの旅への誘いの書である。

 

勝山先生が関根学園校長として赴任されていたある日、早稲田の2年の時に「坊っちやんのモデルは関根萬司(関根学園の創始者)であり、それを漱石に紹介したのは新潟商業高校を出た堀川三四郎である」という本を読まれたということを突然思いだされたそうだ。新潟商業高校と関根学園の両校の校長を歴任して縁がある自分が解明しなければならないという天命を感じられたそうである。そして、前作の「小説『坊っちやん』誕生秘話」を出版されたのであった。

 

前作では、「坊っちやん」のモデルとされた関根萬司と堀川三四郎の足跡をたどり、さまざまな仮説をたて検証している。そこでは、

 

・夏目金之助は、堀川三四郎が角田の中学校に赴任する時から辞任した後まで世話をしていた
・松山に着いた「おれ」が「赤シャツ」と「山嵐」の対立の間で揺れ動く描写は、堀川三四郎が角田の中学校の紛争で経験したこと
・婆や「清」は佐藤亀世からの創出
・画学の吉川先生は視学官野田藤馬
・マドンナは石川絢(あや)(三四郎夫人)
・「うらなり」のモデルも三四郎
・物理学校を卒業するまでの「おれ」は、松山へ赴任した「おれ」の前任者
・「坊っちゃん」という題名は関根萬司のニックネーム

 

などが紹介されている。

 

その後、松山での「おれ」は新潟商業学校(現、新潟商業高校)を卒業して東大で漱石の教え子第一号となった堀川三四郎であったこと、「山嵐」は宮城県の角田中学校の教師で塩田弓吉という人物であったこと、が新たに判明したという。

 

続編ともいえる「続・小説『坊っちやん』誕生秘話」では、この塩田弓吉にひとつの焦点があてられている。

 

小説『坊っちやん」の主な登場人物は、ほとんど九割方、角田中学校およびその周辺に実在していたのに、「山嵐」のモデルが見当たらないのは不思議だ。小説の中でもっとも魅力的な人物だ。きっと教師の中に「山嵐」のモデルとなった人物がいるに違いない、と勝山先生は考証され、塩田弓吉教諭を発見したのである。

 

小説『坊っちやん」は、夏目漱石が教え子である堀川三四郎から聞いた日露戦争のころの宮城県角田中学校の話を、漱石自身が10年前の明治28年に一年間勤務した松山を舞台にして書いたもの、ということだが、夏目漱石がこの小説で書きたかった中心部分はなにか。そして、塩田弓吉の名が長年伏せられていた理由はなにか。漱石は、日露戦争前後の日本の情勢に深い憂慮を抱いていた。そして、それを小説で表現しようとしたのかもしれない。このあたりは、きっと知りたくなるに違いない。

 

 

続・小説『坊っちやん』誕生秘話 勝山一義

自費出版 [制作: たかだ越書林 (上越市昭和町2-25-29 / 025-524-5531) ]

(自費出版のため、書店では取り扱っていません。ご希望の方は、このサイトの管理者までメールでご連絡下さい。詳細を返信させていただきます。頒価1,500円です。)

 

この前作は、

 

小説『坊っちやん』誕生秘話 勝山一義

文芸社 (新宿区新宿1-10-1 / 03-5359-2299)

小説『坊っちゃん』誕生秘話

 

 

関連記事

 

「小説『坊っちゃん』誕生秘話」

 

 


(追記)

 

著者の勝山一義先生のご家族の方が詳しい解説をされています。ご参考まで。

 

→ http://bocchanhiwa.jimdo.com/

 

→ http://katsuyama-shin.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html