- 投稿 2014/11/04更新 2018/01/08
- 特集
先日、横浜で「ディスプレイイノベーション2014」という展示会があった。たまたま時間がとれたので、ちょっと出かけたのだが、そこで驚くようなデモ実験を見せてもらった。
折れ曲がる、いや、折りたためるディスプレイとでもいうべきなのか。
ひとつの平面カラーディスプレイがほぼ二つ折りにまで折り曲げられ、しかも、その動作が繰り返し行われていた。
係のひとに許可をもらって、その様子を撮らせてもらった。
これを見ると、たしかに、ほぼ180度くらいにまで曲げられたり、伸ばされたりしている。
このディスプレイは、OLED(有機発光ダイオード)と呼ばれる素材でできたものだそうだ。
Wikipediaによると、電流に応答して発光するエレクトロルミネッセンス層を有する有機化合物半導体の薄膜が、ふたつの電極間にできており、ひとつの電極が透明であるとのこと。
有機材料といえば、樹脂を連想させるが、たしかに、無機材料や金属材料ではないため、折り曲げなどにも強いのであろう。
ゲーム機や携帯電話、コンピュータ、テレビなどに使われるディスプレイ用の材料としては、これまで、液晶やプラズマが主流であったが、これからは、OLED(有機発光ダイオード)ディスプレイが注目される。
どこまで、進化するか楽しみな素材のひとつである。
(2014-11-4)