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「北しなの線」と「えちごトキめき鉄道線」

北陸新幹線の長野以北の開業まであと半年にせまった。

 

長野の先は、「飯山」、そして、「上越妙高」に停車することになっている。上越妙高駅は、JR信越本線の高田と新井の中間の脇野田駅の位置になる。

 

いままで帰省する際は、東京から長野までを新幹線で、その先を在来線(JR信越本線)に乗り継いでいくというケースが、筆者の場合には多かった。

 

北陸新幹線ができれば、最寄りの駅「上越妙高」まで新幹線利用ということになるだろう。

 

この夏に、帰省した折に、列車で新井から高田へ移動するときに見たが、北陸新幹線も開業に向けて準備されていた。

 

 

 

新幹線はほぼ上越妙高駅が完成しており、周辺では、工事や整備の作業をしていた。

 

ただ、来年開通だというのに、脇野田駅周辺には大きな建物としては、まだマンションが二棟できているだけだとか。

 

地域の活性化と発展につながればよいのだが、上越妙高駅が単なる通過駅にならないようにしていきたいものである。

 

その後、在来線はどうなるんだろうと、おもっていたが、やはり第三セクターに移管され、継続営業されるようだ。

 

先日、出張の途中、長野駅に下車し、確認してみたが、長野から妙高高原までは、しなの鉄道の「北しなの線」に、そして、妙高高原から直江津までは、「えちごトキめき鉄道線」にと名称がかわるらしい。

 

定期券の発売も、これらの「北しなの線」や「えちごトキめき鉄道線」にかかる区間での発売を段階的に中止しているそうだ。

 

きっと、いまよりも運賃は上がるんだろうな、とおもいながら、その掲示を見ていた。

 

 

 

しかし、長野から直江津に向かう列車の車窓は、トンネルが少なく、渓谷沿いを走るすばらしい眺め、そして、黒姫山や妙高山をはじめとする高原の遠景、田園風景の中、さらには、日本でもめずらしいスイッチバックのある二本木駅など、すばらしい眺めがいっぱいなので、時間のとれるときには、ゆっくり、「北しなの線」と「えちごトキめき鉄道線」の旅を楽しみたいものである。

 

 

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苗名滝、不動滝、妙高山などの名勝に恵まれた妙高高原は、季節を問わず大自然が楽しめる場所。多彩な温泉が点在しており、赤倉温泉の足湯や、白濁湯あふれる露天風呂「黄金の湯」をはじめさまざまな温泉施設がある。

 

苗名滝、不動滝、妙高山などの名勝に恵まれた妙高高原は、季節を問わず大自然が楽しめる場所。

多彩な温泉が点在しており、赤倉温泉の足湯や、白濁湯あふれる露天風呂「黄金の湯」をはじめさまざまな温泉施設がある。

 

(2014-09-23)

 

 

 

北陸新幹線と「ほくほく線」

関東地方から新潟県の上越・妙高方面へは、鉄道でいくとしたら、よく利用されるルートとしては、主に2とおりの行き方がある。ひとつは、東京から長野まで新幹線、そこから在来線の信越本線に乗り換えるルート、もうひとつは、東京から越後湯沢まで新幹線、そこから直江津までほくほく線経由で特急でいくルートである。

 

ことしの8月のある一日のことであるが、上越方面までいってきた。ふだんは、前者のルートで行くのがほとんどなのだが、今回は、駅でレンタカーを借りるということもあって、後者のルートで廻ったのであった。

 

自宅を出発して、新幹線と特急を乗り継いで行ったのだが、東京から直江津までは、いまでは、およそ2時間ほどでいけるようになった。直江津は、レンタカーの起点であって、そこからあちこちを廻るためであった。

 

どこもそうであろうが、都会と違って、田舎では、列車の線路から離れると、頼みの交通機関は、車かバスとなる。バスは、もともと本数が少ないため、時間的にはなかなか思い通りにならない。動き廻るためには、車が便利なものとなる。

 

今回の旅は、お墓参りが主目的であった。

新幹線で東京から越後湯沢までいき、そこで、「ほくほく線」の特急に乗り換える。

 

ほくほく線に乗り入れる特急「はくたか」、越後湯沢駅にて。

 

ほくほく線は、私がまだ、高校生のころは、なかった。だが、当時は、基礎工事が既に行われていたのだ。そして橋脚の工事中の跡か残っていた。将来、ここに鉄道がとおるよ、と聞かされたものであった。

 

その昔、直江津の隣の黒井と浦川原との間に。「頚城鉄道」という軽便鉄道が運行されていたと聞いている。それが廃線となり、バスに替わったわけであるが、そのほくほく線の基礎工事は、ちょうど頚城鉄道の廃線跡に沿って、建設されていた。

 

だが、予算の関係からなのか、工事は遅々として進まず、かなり長い間、工事の途中段階で放置されていたようだ。

 

やがて、当時の国鉄が分割・民営化され、同時に第三セクターなる事業母体があらわれ、「ほくほく線」は建設が再開されたようであった。

 

「ほくほく線」のルートは、単線であるが、北陸地方への時間を短縮させるのに好都合なものである。このルートが開通するまでは、長岡乗り換えの信越線経由というのが、一般的だった。だが、「ほくほく線」が゛開通してからは、ここに特急を走らせることにより、一気に時間短縮がはかれるようになったのだ。

 

今回、直江津まで行くのに、越後湯沢で新幹線からほくほく線に乗り換えたのだが、トンネルが多いことには、閉口した。特急にのると、越後湯沢と直江津の間はノンストップなので、ものすごいスピードでトンネル内を通過していく。気圧の変化が激しいので、耳がいたくなってしまったのであった。

 

浦川原を過ぎたあたりからは、田園風景がひろがる。見慣れた田舎の景色となった。

 

さて、直江津で、レンタカーを借りて、南に進路をとった。

途中、工事中である北陸新幹線を横切った。

 

北陸新幹線の高架。上越市内、国道18号線バイパスより。

 

北陸新幹線は、2016年の開業をめざしているとのことであるが、もうかなりの部分が完成しており、ことし2010年には、新潟県内の部分にレールを敷設する工事に入るとのことを聞いた。高架は、ほぼ完成しており、連続しているとのことであった。

 

もし、北陸新幹線が完成すると、東京から乗り換えなしで、新潟県内に入れることになる。そうすれば、もっと便利になることだろう。

 

ひとつの心配は、新潟県内にできる駅は、新幹線の通過駅となってしまわないか、ということである。せっかく、できるのだから、十分な本数を停車させてほしい、そして、上越・妙高の地域の活性化に寄与してほしいとおもう。

 

車で移動しながら、北陸新幹線を横目に見て、そんなようなことを考えていた。

 

(2010-8-18)