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クレジットカードの話 - 米国でのある体験

海外に行かれる方には必須です。

 

これは、もう30年以上も前の、私の経験談になります。
米国のニューヨークで、ホテルにチェックインしようとして、トラベラーズチェックを使おうとしたら、別の窓口に連れていかれて、いろいろと書類を書かされました。

 

けれど、隣の窓口で、クレジットカードでチェックインしている人たちはスムーズにごく短時間にチェックインできているのです。その時、あらためてカードの持つ信用力を実感させられました。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

当時、海外出張で米国を一週間ほど訪れたことがありました。
1ドルが230円くらいのころの時です。
なにしろ初めての外国ですから、多少緊張はします。
いろんな情報を上司や先輩の方々から教えていただき勉強しました。

 

会社からは、費用としてあらかじめトラベラーズチェックというものを渡されました。

 

それでも先輩のすすめで、クレジットカードというものを初めて作成したわけです。
このカードで学会参加費やホテルのデポジット(予約保証金みたいなもの)を支払いました。

 

その出張の時に経験したホテルでのできごとです。

 

一週間ほどの予定で最初の3日間はシンシナティのホテルでした。
米国セラミック学会への支払いも含めて、
予め、クレジットカードで予約していたので、ホテルでの支払いは当然カードでした。
食事代も含めて、チェックアウトのときはスムーズにいきました。

 

次のホテルはウィルミントン近くのこじんまりとしたホテルでした。
ここでは、トラベラーズチェックで支払ったように記憶していますが、特に問題なくいきました。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

最終日に泊まったのは、ニューヨークの空港近くにある比較的大きなホテルでした。
このホテルに宿泊のため、チェックインの手続きをしようとして、フロントにいったのです。

 

実は、トラベラーズチェックが余りそうだったので、それを使おうとしていました。
日本に帰っても、トラベラーズチェックの払い戻しなど、手続きが面倒なこともあって
このホテルでの宿泊費の支払いに使ってしまおうと考えていたのです。

 

トラベラーズチェックを使おうと、ホテルのフロントに告げたとたん、
別の窓口の行列に並ばされたのでした。

 

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

 

会社から支給されたトラベラーズチェックでの支払いをしようとしたら、別の窓口の列に並ばされ、しかも20分近くも待たされたのでした。
クレジットカードを持っていない不審な旅行者とみなされたのかもしれません。

 

元の窓口の行列はスムーズに進んでいきます。良く見てみると、クレジットカードでの支払いがすべてでした。

 

ここで感じたことは、クレジットカードを持っていないと、ひどく「差別」されるということでした。

 

当時の米国では、既にカード支払いが主流で、カード所持が身元保証でもあり、信用度のステータスになっているようでした。

 

私は、余りそうだったトラベラーズチェックで支払いをしようとしたものですから、これは怪しい人物だと、大都会のホテルのフロントには映ったのかもしれません。

 

クレジットカードの威力を身をもって知った瞬間でした。

 

(2018-6-10)

 

 

 

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  • 特集
「朝鮮語(韓国語、ハングル)」との関わり

朝鮮語(韓国語、ハングル)は、お隣りの国のことばであり、数年前に大ブレークした韓流ドラマの影響もあり、学習者も多いといわれるが、なかなか私には勉強する機会がなかった。ただ、文字をみていると、要素の組み合わせであって、すぐにでも読めそうな気がしてくるから不思議だ。

 

手元に古びた朝鮮語の教本がある。それはガリ版刷の紙ひもで綴じられたもので、ところどころに鉛筆で書き込みがある。相当、古いものだ。書き加えられている名前から判断して、おそらく、私の祖父が、少年時代に、勉強したときのものであろうと推察される。

 

「朝鮮語」と書かれた教本の冊子

(内容はこちら(korean.pdf)を参照下さい。)

 

 

当時は、戦前で、まだ朝鮮半島が日本の植民地の時代で、そこに私の祖父は兵役で勤務していたものとおもわれる。

 

残念ながら、私自身は朝鮮語(注1)はできない。諺文(おんむん)とよばれていたハングルもまだまだ読めるまでにはほど遠い。

 

でも、先人たちは、なんとかしてコミュニケーションをとろうと、必死に朝鮮語を勉強していたのだということがよくわかる。

 

朝鮮語の歴史は、15世紀に李氏朝鮮の世宗(せじょん)大王により訓民正音として文字が公布されるまでは、資料が少ないとのことで、てかがりがほとんどないそうだ。ただ、語順、単語の構造、敬語など、日本語にもっともよく似たことばとして、興味は尽きない。

このあたりは、「世界のことば」に良い解説がある(注2)。

 

 

古代朝鮮語については、「人麻呂の暗号」の中に、万葉集の句を古代朝鮮語で読み解くという斬新な試みがなされている(注3)。この試みもなかなかおもしろいものだとおもった。言語学的にも興味のあるものだ。

とはいえ、肝心の朝鮮語ができないことには話は進まないものである。

 

(2011-5-23)

 

 

(注)

1. ここでいう「朝鮮語」とは、朝鮮語、韓国語、ハングルなど種々の呼称があるものを総称して指しています。

2. 世界のことば (朝日選書) 発売元:朝日新聞社 発売日:1991年10月。

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世界のことば (朝日選書)

3. 人麻呂の暗号 (新潮文庫) 発売元:新潮社 発売日:1992年11月。

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人麻呂の暗号 (新潮文庫)

(ただし、いずれも絶版で、現在、新品を入手するのは難しい。)

 


 

海外に行かれる方には必須です。

これは、もう二十年以上も前の、私の経験談ですが、米国のニューヨークで、ホテルにチェックインしようとして、トラベラーズチェックを使おうとしたら、別の窓口に連れていかれて、いろいろと書類を書かされました。

けれど、隣の窓口で、カードでチェックインしている人たちはスムーズにごく短時間にチェックインできているのです。その時、あらためてカードの持つ信用力を実感させられました。

それ以来、私は、種々の支払いはできるだけひとつのカードで行なっています。