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オープンリールテープから蘇った42年前の吹奏楽演奏会

ここに一本のオープンリールテープがある。この中には、高校一年のときの吹奏楽の演奏会の模様が収められている。なんとかして、もう一度聴いてみたいものだとおもった。

 

しかし、いまではオープンリールテープを扱える機器は容易には使えそうもない。そこで、インターネットで調べたところ、昔のオープンリールテープをCD-Rに変換してくれる業者さんを見つけたので、おもいきって依頼してしまった。

 

1968年当時の3インチのオープンリールテープ

 

当時は、録音機器は、オープンリールのテープレコーダーしかなく、まるでスーツケースのような重さ15kgほどもある装置に、リールテープと空のリールをセットし、録音したり、再生したりしていた。実は、テープレコーダそのものも借り物で、だれもが持っているという時代ではなかったのだ。いまでも使われているコンパクトカセットテープ式のテープレコーダーが登場したのはその1年後くらいのタイミングであった。

 

あの頃、一学年上の先輩に誘われるままに、吹奏楽部の楽器の一部を手伝ってくれと言われて、そのまま籍を置くことになった。そして、高校の吹奏楽部は、県大会に出場することになったのであった。県大会での演奏の模様を先輩のどなたかのご家族がテープ(もちろん、オープンリールテープ)に録音してくれていて、私は、後日、それをダビングさせていただいたのである。

 

曲名はすっかり忘れてしまっており、テープの外装箱にもメモが残してなかったのだが、有名な演奏会らしく、インターネットで調べると簡単に見つかった。幻想曲「移り気な五度のムード」が課題曲で、「かがり火」が自由曲だった。結果は、なにかの賞をいただいたことまでは覚えているが、それ以上は想い出せない。

 

あらためて、いま、聴いてみると、とても懐かしいものである。当時の一所懸命にがんばった部活動とか、当時の部員のようすとか、先輩・後輩・同学年の友人たちのことが想い出される。

 

( 当時の吹奏楽部の部員の皆様、もし、この記事をごらんになっていましたら、ご連絡をいただければ幸いです。 )

 

(2011-11-6)

 

 

■ 昭和43年度 第17回 関東吹奏楽コンクール 新潟県大会

 

(新潟県立有恒高等学校の演奏  自由曲、課題曲)
日時・会場  昭和43年(1968年)10月6日  新潟県長岡市
課題曲  吹奏楽のための幻想曲「移り気な五度のムード」(塚原晢夫 作曲)
自由曲  かがり火 (オリバドッティ 作曲)
録音時間 11:22 (モノラル)

 

 

上記、演奏会のときのCD-R化していただいた作品は、こちらにあります。
ご自由にお聴き下さい。(mp3形式 に変換しています。)

→ https://fp46.net/alumni/y1968/

 

 

また、オープンリールテープからCD-Rへの変換(テータの取り出し)は、
MTS株式会社様にて行なっていただきました。ありがとうございました。

 

→ MTS株式会社 ティアック修理センター
http://www.mts-sv.co.jp/avtopics.htm

 

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40年前の吹奏楽演奏会

街の電気量販店で、「TAPE EXPRESS」というものを見つけた。どうやら、カセットテープの音源をmp3形式に変換するハードウェアだということが理解できた。

 

自宅には、昔のカセットテープがいくつかある。特に、高校時代に録音した吹奏楽の演奏会のカセットテープがあったので、いつかは、これを聴きたいとおもっていた。そのハードウェアの値段が手頃であり、いままで貯めていた「ポイント」も使えたので、思い切って購入してしまった。

 

そして、昔の(40年前の)カセットテープをデジタル音源に変換しようと試みたのであった。

 

TAPE EXPRESSというカセットテープからmp3形式のファイルに変換する装置

 

まず、別の音楽テープで、練習を兼ねて、変換を試みた。説明書の手順どおりに行えば、特に問題ないようである。

 

12曲入りのカセットテープから、mp3形式のファイルを12個取り出すことができた。

 

で、次に本番のテープである。同様にやってみようとしたが、問題が発生した。このテープは、過去に不具合があって、何回か補修した記憶がある。何か所か補修してある部分があった。

 

当時のコンパクトカセットテープ、テープが切れやすかった

 

実際、変換をはじめてみたが、その補修部分でテープが切れたり、ホイールにからみあったりして、なかなかうまくいかない。何十年も経過しているのだから、しかたないのだが、カセットテープのねじをはずして、切れたテープを糊でつないだりして、ようやく、何回かに分けて、mp3ファイルに変換することができた。

 

いざ、できあがったものを聴いてみると、とてもなつかしいものであった。

 

高校3年の文化祭のときに、吹奏楽部の演奏会があり、友人からカセットテープレコーダを借りて、録音したことを覚えている。

 

当時は、まだカセットテープレコーダは、世の中に商品として出現したばかりの頃であったとおもう。録音の主流は、まだ、4インチ/6インチのリールテープであった。

 

曲目は、当時の流行していた曲も含めて、次のとおりであり、ところどころに各楽器パートの紹介が入っている。録音状態はあまり良くない。当時のカセットレコーダのマイク集音のため、多少、雑音があり、また、テープの破損などがあり、修繕を繰り替えしたため、途中、欠落箇所がいくつかある。

 

1 希望

2 空よ

3 マンポNo.5

4 西部の人々

5 闘牛士のマンポ

6 手紙

7 コンテンポラ

 

ここに、ファイルを掲載したので、興味をお持ちの方はぜひ一度聴いてみていただきたい。そのころ、高校生て゜あった自分自身に重ね合わせて、いろいろな想い出とともに懐かしさがこみ上げてくる。そういえば、こんな時もあったなと。

 

 

■昭和45年度恒高祭吹奏楽演奏会
(1970年11月14日、新潟県立有恒高等学校吹奏楽部)

 

https://fp46.net/alumni/y1970/

 

(2011-2-20)

 

 

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習志野高校・吹奏楽部の定期演奏会

久しぶりに、吹奏楽の生演奏を聴く機会をいただいた。しかもそれは本格的なものであった。

 

11月の終り、高校時代の先輩、友人に誘われて、習志野文化ホールで行われた習志野高校吹奏楽部の定期演奏会に足を運んだ。なんと部員は192名もいるという。吹奏楽部の部員とその協力者の方々の織りなす音楽の音色とハーモニーは、本当にすばらしいものだった。とても高校生とはおもえないようなプロの立派な演奏会であった。

 

私は、最近では、久しぶりに、このような定期演奏会に出会ったのだった。

 

定期演奏会のパンフレット

 

実は、遠い昔にこのような吹奏楽の演奏を聴いたことがある。それは、私が高校生のとき、たまたま知り合った先輩から誘われて入部した吹奏楽部にいたときのことであった。

 

私が在籍していた当時の高校の吹奏楽部のレベルは決してトップではなかったが、それでも県大会に出場し、入賞するくらいのレベルだったとおもう。みんな、放課後のひとときを各自のパートの楽器の練習にがんばっていた。私も、微力ながら、あるパートでお手伝いをしていた。

 

県大会では、特別奨励賞だったかなにかの賞を高校の吹奏楽部としていただいたような記憶をもっている。

 

そんな体験を頭の片隅に秘めながら、習志野高校の吹奏楽部の演奏を聴いていたのであった。

 

習志野高校の吹奏楽部の演奏会は、さすがに人気が高いだけあって、うなづけるすばらしいものだった。

 

まず、吹奏楽の演奏会は、第一部で充分堪能できた。

 

第一部の全体での演奏、パートごとの演奏、交代準備の時間に披露された各自の得意な小楽器での演奏、など、どれをとってもレベルが高い、聴き応えのあるものだった。

 

そして、第二部では、いままでみたことのないプラックライト寸劇「オズの魔法使い」をはじめ、学芸会や演劇の発表会をおもわせるような演出の数々で、まるで、文化祭のようであり、さらに楽しませてもらった。

 

ジャズもよかった。馴染みのある「A train」や「Swing, swing, swing」など、いっしょになって楽しんだひとときであった。

 

パンフレットより

 

第一部の生演奏はもとより、第二部で見られたような演劇の役者さん、うたごえ、おどり(ダンスというべきか)、そして、観客と一体になって作り上げる音楽劇など。

 

高校生のパワーに驚嘆させられたのであった。どれを取り上げても、すばらしいのひとことに尽きる。

 

指揮者とともに、部員の192名が作り出す舞台には、これからの躍進を想起させるなにかがあった。

 

習志野高校の吹奏楽部定期演奏会は、とても人気の高いものだそうだ。入場チケットもなかなか取れにくいらしいが、今回、これらを手配し、誘って下さった先輩諸氏に、とても感謝している。

 

(2010-12-11)

 

 

◆習志野市立習志野高等学校吹奏楽部ホームページ
(Narashino High School Symphonic Band Homepage)
http://www.nhssb.net/