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ラズベリーパイ(Raspberry Pi)をPCから遠隔操作する方法

食べ物ではありません。

 

ラズベリーパイ(Raspberry Pi)とは、5,000円程度で買える小型低価格のコンピュータのことです。ちょっと興味があって、とうとう購入してしまいました。

 

OSはLinuxベースの専用のものがあり、無償で入手できます。ディスプレイは7インチのベア品を安く入手しました。キーボード、マウスは通常のPCのものが使えます。

 

ということで、システムをインストールし、ようやく動くようになりました。

 

ノートPC(左)とラズベリーパイ(Raspberry Pi)(右上)

 

7インチディスプレイとラズベリーパイ(Raspberry Pi)

 

ひととおり動かせるようになり、やってみたいことがでてきました。

 

そのひとつが別のPCからの遠隔操作です。我が家は、宅内に無線LANを使用してPCなどを接続しています。この範囲のみですが、ひとまず実験してみました。

 

実施したことは、ひとことで言えば、(1) SSH接続、(2) VNCの設定と操作、です。ラズパイ側とPC側にそれぞれ設定が必要です。

 

やってみると、比較的簡単にできました。

 

VNCで接続し、ノートPC(左)でラズベリーパイ(Raspberry Pi)(右上)を操作中

 

また、このラズベリーパイ(Raspberry Pi)を宅内の離れた場所に設置し、Webカメラを接続して、PCで画像を確認する、といったこともできそうでした。

 

これについても実験してみました。

 

接続したWebカメラ(Elecom社製)

 

WebカメラはElecom社のUCAM-C0220FBNBKという市販品を使い、これをラズパイ側に認識させること、mjpg-streamerを導入し、ストリーミングサーバーを立ち上げ、ブラウザでカメラ画像を確認することなどです。

 

以上の実験の詳細は、PC体験記に載せましたので、よろしければごらん下さい。

 

 

PC体験記 - ラズベリーパイ(Raspberry Pi)関連

 

→ (1) Raspberry Pi2 をPCから操作する方法

 

→ (2) Raspberry Pi2に取り付けたWebカメラの画像をPCで確認する方法

 

 

まだまだできることはあると思われますが、ひとまず、初心者がこのラズベリーパイ(Raspberry Pi)を用いた実験を始めたということでご理解いただければ幸いです。

 

(2016-8-18)

 

 

 

ZIPファイル解凍時の「文字化け」と対処法 (Linuxにて)

PCでいろんな作業をしていると、「文字化け」という現象に出くわす時がたまにある。これは、日本語の入力システムの多様さに由来している。

 

まだ、いまのように、Windowsがなかった時代、MS-DOSというオペレーティングシステムが全盛だったころ、日本語の文字入力は、マイクロソフトのDOSでは、shift-JIS、NECのPC9801系列ではJIS、UnixではEUCというまったく別な文字コードが使われていた。

 

また、デリミタ(Delimiter)とよばれた区切りコードも、キャリッジリターン[CR] 、ラインフィード[LF]、あるいは、キャリッジリターン+ラインフィード[CR+LF]というように、何種類かあった。実は、これらの間を互いに変換してくれるフリーソフトウェアも存在した。私もよく利用させていただいた記憶がある。

 

Windowsが全盛となった現在、これらのことはほとんど意識しなくても済むようになった。なぜならば、システムが自動的に変換してくれて、これらの違いを吸収してくれるからである。

 

私のように、Linuxを使っていても、このあたりは、あまり意識していない。ただ、「文字化け」は時々起こる。特に、Windowsで作成したファイルがWindowsで圧縮された場合、このZIPファイルをLinuxで解凍しようとすると、文字化けとなる。この問題は、長い間、悩みの種であった。(私の場合は、Dual BootのPCを使っているので、いったんWindowsを起動し、解凍した後に、Linuxを起動して読み込む、といった操作をしていた。)

 

だが、昨年、ひとつのスクリプトを見つけた。このスクリプトは、たったひとつの点をのぞいてすばらしいものであった。一年ほど使ってみて、使い慣れたものなので、ここに紹介させていただこうとおもう。(*)

 

========== (ここから) ==========

#!/usr/bin/perl

use Archive::Zip;

use Encode;

 

my $zip = Archive::Zip->new($ARGV[0]) or die;

for ($zip->members) {

$zip->extractMember($_, encode('UTF-8', decode('CP932', $_->fileName)));

}

========== (ここまで) ==========

 

この部分を例えば、「xunzip.pl」などのファイル名で保存し、

 

chmod 755 xunzip.pl

 

などで、
実行可能にしておく。そして、

 

./xunzip.pl sample.zip

 

のように使用する。

 

これは、Perl(パール)スクリプトとよばれるもので、perl-Archive-Zipというパッケージが必要となる。あらかじめ、インストールしておく。

 

私には、理解不足の点もあるが、Windowsで使用されているCP932という文字コードを、Linuxで使用されているUTF-8に変換するものである。とても便利なスクリプトなのである。

 

ただ、ひとつ、欠点は、パスワードがZIPファイルにかけられていると、使えないということ。なにか、やりかたはあるのだろうが、いまのところ、不明のままにしておいてある。

 

(2011-8-15)

 

 

(*) Nikkei Linux雑誌2010年9月号のp.50にサンプルとして掲載されていたものを引用させていただきました。

 

 

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